みこブロ

思ったことを好きに書いていきます。今は初心者、女性目線(になってるかは謎)の映画レビューがメイン。時々日常。興味があればまったり覗いてみてください(*'ω'*)

『イット・フォローズ』評価感想*リア充絶対殺すマン

※後半にネタバレあり(注釈後)※

 

 

映画感想語り、今回は『イット・フォローズ』(2014年)です。

 

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R15ホラー。監督はデヴィッド・ロバート・ミッチェル

「それ」はずっとついてくる…

「それ」は人に移すことができる…

じわじわ怖い新感覚ホラーです。

とりあえずこれは書き上げてしまったので、このまま投稿しちゃいます。

↓詳しくはこちら↓

レビュー記事についてのご報告 - みこブロ

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*あらすじ*

とある家から女性が何かに怯えるように車で逃げ出す。

その女性は翌朝、無残な姿で発見された…。

ジェイ(マイカ・モンロー)は、恋人のヒューと何度かのデートを重ねた末、ついに彼と肉体関係をもつ。

その直後、ヒューはジェイにクロロホルムを嗅がせて気絶させる。

目覚めたジェイは、下着姿のまま車椅子に縛りつけられていた。

彼女はヒューから、性交によって呪いを移したと聞かされる。

その呪いに憑かれた者は、人間の姿形をした「それ」に追いかけられる。

「それ」は、ゆっくりと歩き、呪いに憑かれていない者の目には映らない。

「それ」は、呪いに憑かれた者をつかまえて殺すと、その前に呪いに憑かれていた者に戻ってくる。

ヒューは実際に「それ」が来る様子をジェイに見せて信じさせ、ジェイを車で家に送り届け行方をくらます。

翌日、学校で「それ」に追いかけられるジェイ。

恐怖を感じたジェイは、妹のケリー(リリー・セーペ)、友人のポール(キーア・ギルクリスト)とヤラ(オリヴィア・ルッカルディ)と共に一夜を過ごす。

その夜、窓から侵入した「それ」に追いかけられたジェイは怯えて家を飛び出し、近くの公園まで逃げる。

隣人のグレッグ(ダニエル・ゾヴァット)の協力を得て、ジェイたちはヒューの居場所を突き止め、彼に会いに行くーー

 

 

*評価(最高★5)

 

全体 ★★★☆☆

題材はいいのですが、説明不足すぎて不完全燃焼です。

続編ありきなのか、何も分からない謎の存在のままにしたかったのか。

そして突っ込みどころも多いです。

しかし怖さという意味では概ね満足です。

 

怖さ ★★★★★

よく分からない存在が、ゆっくり、でも確実に自分に向かってくるという恐怖はかなりのものです。

見た目も、普通の人だったり怖い見た目だったりとコロコロ変わります。

だんだん周りが全部怪しく見えてきますし、実際だったら発狂しそうです((( ゚д゚ ;)))

 

グロさ ★★★☆☆

最初になかなかショッキングな死体が出てきますが、それ以降はあまりグロさはありません。

「それ」の気持ち悪さがあります。

普通に全裸で歩いてきたりするので…局部は見えませんが胸は丸見えです。

 

オススメ度 ★★★☆☆

一定のペースでゆっくり歩いてくるという新感覚の怖さを体験してみたいならアリです。

しかし「それ」は徒歩なのでなかなか来ませんし、怖さ以外のシーンはちょっと退屈です。

終わり方もスッキリしませんでした。

結局「それ」はなんなんだ…!( ノ゚Д゚)ノ

 

 

※ここからネタバレ感想↓※

 

 

 

 

ネタバレ書き中……_φ(・_・

 

 

 

 

ーーーー

※ここからは内容を知っている前提です。

 

 

「それ」はゆっくり歩いてくる。

 

「それ」は移すことができる。

 

「それ」は死ぬまでついてくる。

 

面白い設定でじわじわ〜と怖いホラーです。

走れないけど、結構頭は回って、絶対に追いかけ続けられるっていうのは精神的にくるものがありますね。

「それ」はゆっくりと近づいてくる死そのものなのかもしれない…なんて崇高な考えも浮かんだりしましたが…

 

ただのリア充絶対殺すマンだった( ˙-˙ )

 

エッチしたら移せるというのが、そうとしか思えない。

なぜその設定に?

 

性病マンなの??(゚-゚;)

 

もしや…奴したいだけなんじゃ…

でもなかなか出来ないから、エッチした奴許すまじ!になるんじゃない?( ゚д゚)

実際グレッグを殺した時に、跨って腰振ってたりしますし。

 

素敵な彼氏とラブラブ幸せ真っ只中なジェイは、ヒューにまんまと乗せられ、ついに肉体関係を持ちます。

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そして「それ」を移されます。

ヒューにとっては待ってました!な展開です。

やっと解放される的な意味で。

無理やりじゃなく、しっかり付き合って信頼されてから実行するヒューは優しいのかズルい奴なのか…

私がヒューなら、遠くに行っていかにも遊んでそうな軽い女性に移しますけどねぇ(・ε・`*)

ヒューもジェイをちゃんと好きだったんですかね。

ヒューに恋していたジェイは、移す為に騙されていた挙句、彼氏を失って変なものが付いてくるんですから可哀想ですね(つД`)ノ

ヒューはジェイを気絶させた後廃墟に連れ込み、車椅子に縛り付けて「それ」について実演プロモーションをします。

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「それ」の特性について説明するも、意味の分からない話に混乱するばかりで信じないジェイ。

幸せな時間から一転彼氏に騙されたショックと、拘束されている恐怖が優っています。

ヒューはそれを見越して、彼女に実物を見せるために拘束したのです。

「きたぞ!」と言われ、車椅子のまま廃墟の端まで連れてこられたジェイ。

眼下には全裸でこちらへゆっくり向かってくる女性がいました。

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「誰なの?」と聞くジェイに、ヒューはこれが移したものだと語ります。

 

「奴は歩くことしかできないが、賢い。常に逃げ場を確保しておけ」

 

「奴は自由自在に姿を変える。時には親しい相手の姿で惑わせてくるから気をつけろ」

 

「自分だけにしか見えないが、俺にもまだ見える。連鎖は終わってない。ターゲットが死ぬと前のターゲットに戻ってくるからうまく立ち回って誰かに移せ

 

廃墟の中まで侵入して、自分へまっすぐ向かってくる「それ」に怯えるジェイ。

ヒューはギリギリのところで車椅子を押して車へ逃げ込むのでした。

そして家まで送ると「逃げ切れよ」と言い残して去っていきました。

家の前にいた妹と友人が慌てて駆け寄りますが、ジェイのショックは大きく、警察沙汰になります。

そんなお向かいさんを見て、幼馴染みの1人グレッグとその母親は「問題の多い家ね」と言います。

実際、ジェイや妹のケリーは未成年なのにタバコや酒を飲んでおり、よく幼馴染み達とつるんでいました。

ジェイはケリーや幼馴染み2人にヒューの話について話しますが、精神不安定な彼女の言葉を皆信じていませんでした。

ジェイ自身もまだ半信半疑です。

 

個人的には、ジェイが死んだら自分に戻ってくるんだし、唯一「それ」が見えるヒューが守ればいいんじゃない?と思いましたけどね。

ヒューはたぶん「それ」が見えないところでゆっくり生活したかったんでしょう。

それにしたって、いつジェイがやられて自分に戻って来るか分からない状況の方が、ずっと不安だと思うのですが…。

 

翌日。

ジェイは大学で授業を受けていました。

ふと窓の外を見ると、遠くから大学には不釣り合いなおばあちゃんが歩いてきます。

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気になって見ていると、周りが誰も気にしてないこと、そして自分に向かってくることに気づきます。

まさか…と察したジェイは、授業を抜けて逃げ出します。

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間違いであってほしいと廊下を歩きながら後ろを見ると、あのおばあちゃんが。

おばあちゃんキターーー!!(゚∀゚)うひょー

どうも『ヴィジット』を見てから、ホラーに出てくるおばあちゃんが好きな私です。

どんだけ好きなんだよって感じですが、本当にクセになるので悪趣味ホラー好きな人は観て!!!!

『ヴィジット』評価感想*「ババアが夜中に走り出す」 - みこブロ

さて話を戻します(笑)

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ジェイが怯えながら声をかけると、後ろの女学生が「私?」と聞きます。

自分にしか見えていないことに気づいたジェイは走って逃げ出します。

そのまま車でケリーとポールが働いているアイスクリームショップまで逃げると、ヒューに言われた「それ」が来たと怯えるジェイ。

そんなジェイを見たポールは、自分が家に泊まって徹夜で番をするからと励まします。

ポールはジェイのことが好きで、それは周りから見てもバレバレでした。

「じゃあ私はポールに襲われないようにヤラと見張る」と言うケリーに、少し落ち着くジェイでした。

 

約束通り皆で寝ていると、深夜に窓ガラスが割れる音がします。

ポールが様子を見に行きますが、窓ガラスは割れていたものの誰もいないと言います。

しかし「それ」がいたとしても、ジェイ以外には見えないのです。

ケリー達に報告に行くポールを尻目に、恐る恐る窓の方を見に行くジェイ。

そしてキッチンに立つ、虚ろな半裸の女性の姿をした「それ」と遭遇します。

悲鳴をあげて2階に逃げたジェイは、自室に鍵をかけて閉じこもります。

ケリー達に開けてと言われ、恐る恐るドアを開けるジェイ。

「それ」ではなかったことにホッとするも、暗がりから迫ってくる長身の青白い男が!

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見えるのは一瞬ですが、ヌッと出てくるこのトールマンのような姿が1番不気味でした((( ゚д゚ ;)))

もちろんジェイ以外には見えないので、急に叫んで2階のベランダから逃げ出すジェイに困惑する3人。

少し離れた公園でジェイを見つけた3人と、同じくジェイを探していたグレッグに会います。

ジェイは「ヒューを見つけなきゃ」と言い、ケリー、ポール、ヤラ、グレッグの幼馴染みチームは手掛かりを探し始めます。

 

やがてヒューの実家を突き止め、改めて詳しく話を聞く5人。

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ヒューは「行きずりの女性と寝た時に移された」と告白し、とにかく上手く逃げて移せと言います。

ジェイには罪悪感があるようですが、とにかく協力はしたくない様子。

ジェイは誰かに移すのに躊躇いを感じていました。

 

話を聞いた一行は、グレッグの別荘に泊まって「それ」を迎え討つことにします。

ビーチでバカンスしていると、ジェイの後ろから迫る女性が。

ジェイは気付かず、急に髪を掴まれてしまいます。

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姿は見えないだけで実体はあるようで、髪が持ち上がったジェイを見てケリーが悲鳴を上げます。

必死に抵抗するジェイを助けようと、「それ」がいるらしき場所に椅子を叩きつけるポール。

それと同時に思い切り吹き飛ばされますが、ジェイは逃げることができました。

グレッグ以外のメンバーは近くの小屋に逃げ込みます。

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慌てて駆けつけたグレッグですが、ドアの前には「それ」がいると言われ困惑します。

髪がひとりでに持ち上がる現象や、椅子で殴った感触や吹き飛ばされたことで完全に「それ」の存在を信じたケリー、ポール、ヤラ。

グレッグだけは現場を見ていませんでした。

「それ」はボロボロになっているドアに穴を開け、不気味な子供の姿になって侵入してきました。

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ジェイはグレッグの車に飛び乗って、1人逃げます。

途中でトウモロコシ畑に突っ込み、頭を打って気絶してしまいました。

 

目が醒めるとそこは病院でした。

右手を骨折し、点滴に繋がれています。

皆は一晩中側にいてくれたようで、眠っていました。

身動きのできない状況で、いつ「それ」が来るか怯えるジェイ。

そんなジェイを見兼ねて、グレッグは自分に移すようにと身体を重ねます。

 

それからジェイが回復する3日間「それ」の到来はありませんでした。

まだ信じきっていないグレッグは「俺には来ないみたいだ」と怖がる様子もありません。

退院したジェイは、相変わらず部屋に篭っていました。

その夜、ゆっくり歩く女性がグレッグの家の窓を割って侵入するのを見たジェイは、慌てて彼に電話しますが繋がりません。

いそいで向かいの家に駆けつけると、グレッグの部屋をノックし続ける「それ」の姿が。

ジェイは「開けちゃダメ!」と叫びますが、グレッグは母親だと思いドアを開けてしまいます。

その瞬間、グレッグの母親の姿をした「それ」が彼に飛びかかり、グレッグは殺されてしまいました…。

 

グレッグに移して死なせてしまった罪悪感と、「それ」が戻ってくる恐怖を感じて車で逃げ出すジェイ。

しばらくして戻った彼女をケリー達は慰めます。

「怯えてないグレッグなら大丈夫だと思った…」と後悔するジェイの手を優しく握るポール。

彼は「君が好きだ。助けたいんだ。自分に移して」と伝えます。

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これ以上誰かを失いたくないという思いから拒否するジェイ。

ポールはそれなら…と、昔皆でよく遊んだある場所に向かいます。

 

家を出る際にジェイは、自宅の屋根に立つ父親の姿をした「それ」を見ます。

(恐らくですが、父とは離婚を機に離れて暮らしている様子)

う…うん(゚-゚;)

ヒューは「時に親しい人の姿をして惑わせてくる」って言うけどさ…

 

さすがに全裸の父親が屋根に仁王立ちしてるのを見て惑わされたら相当ヤバいよね(゚o゚;;

 

惑わす気ゼロすぎる…というか全裸大好きですね!!

大事なところは黒くなっています。

やっぱりアイツ、リア充絶対殺すマンだよ((( ゚д゚ ;)))

 

町外れの廃屋敷へ向かうジェイ達。

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その屋敷大きなプールがあり、ジェイ達はよくそこでこっそり遊んでいました。

プールに「それ」を誘き寄せて、感電死させようという計画です。

皆はプールサイドに大量の家電を置いて、ジェイだけプールの中心に立ち「それ」が来るのを待ちます。

数時間後、ついに「それ」が姿を現しました。

ジェイがいる方向を指しますが、頭のいい「それ」はプールには入らず、次々とジェイに向かってプールサイドの家電を投げつけてきます。

今回はちゃんと服を着たおじさん姿です。

 

幸い感電はしませんでしたが、投げつけられる家電に頭をぶつけてダメージを負うジェイ。

ポールが銃を向けますが、イマイチ居場所が掴めず、対岸のヤラの足に銃弾が当たってしまいます。

機転を効かせたケリーが、カーテンを「それ」にかけて場所が分かるようにすると、今度は的確に撃ち抜くポール。

ジェイはその隙にプールから上がろうとしますが「それ」に足を引かれて沈められてしまいます。

ポールがジェイに当たらないよう何発か撃ち込むと、その1つが「それ」の頭を撃ち抜きジェイは助かりました。

足にはくっきりと手形が残っています。

ジェイがプールを覗き込むと、水中に真っ赤な血が広がっていました。

 

その晩、ジェイは自分を守ってくれたポールと身体を重ねます。

足を撃たれたヤラは入院しましたが、とても元気そうです。

 

「人が1番恐怖を感じるのは、自分の死があと1日、数時間、数分と迫っている時だ。」

 

ヤラが読んでいた本にはそう書かれていました。

それこそまさに「それ」の正体であり、人が持つ根源的な恐怖なのかもしれません。

ジェイはポールと手を繋いでゆっくり歩きます。

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後ろには「それ」らしき姿もーー。

 

結局一体「それ」の正体がなんなのか、何が始まりなのか、最後に倒したのか、不死身なのか、全く分からないまま終わります。

ちょっと不完全燃焼ですねぇ(・ε・`*)

徒歩でしか移動できないなら、海を越えた島とかに逃げればいいのかとも思ったんですがどうなんでしょう。

壁を越えたり物を投げるなどもできるみたいなので、飛行機も船も来ないところじゃないとダメそうですね。

 

ゆっくりしか来ないけど、地の果てまでも追いかけて絶対殺すマンなのが恐ろしいです:;(∩´﹏`∩);:

一度感染したら、人に移したとしてもいつ戻ってくるか分からない恐怖で頭がおかしくなること間違いなしですね。

 

たぶん一生寝れません…!

 

ここまで読んでくださりありがとうございました(*´ω`*)ゞ

もし少しでも楽しんで頂けたら、読者登録やコメントしてもらえると嬉しいです♪

 

 

※内容は予告なく変更されたりします。

 

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