『HiGH & LOW THE MOVIE』評価感想*邦画版アベンジャーズ!?
※後半にネタバレあり(注釈後)※
映画感想語り、今回は『HiGH & LOW THE MOVIE』です。
EXILE TRIBEの総合エンタテインメントプロジェクトとして企画・制作され、テレビドラマ・映画・漫画・音楽など様々なメディアで展開する完全オリジナル作品です。
*あらすじ*
伝説はとある街から始まる。
かつてムゲンという伝説のチームがこの地域一帯を支配していた。その圧倒的な勢力により、かえってその一帯は統率が取れていた。
だが、ムゲンに唯一屈することなくたった2人で互角に渡り合った兄弟がいた。
雨宮兄弟である。
両者の決着は着かないまま、ある事件をきっかけに突如ムゲンは解散する。
それと同時に雨宮兄弟も姿を消し、2つは伝説となった。
その後、その地域一帯に、
山王街二代目喧嘩屋 山王連合会
誘惑の白い悪魔 White Rascals(ホワイト ラスカルズ)
漆黒の凶悪高校 鬼邪高校(おやこうこう)
無慈悲なる街の亡霊 RUDE BOYS(ルード ボーイズ)
復讐の壊し屋一家 達磨一家
という5つのチームが頭角を現した。
その地域一帯は各チームの頭文字を取ってスウォード地区と呼ばれ、スウォード地区のギャング達はG-SWORD(ジー・スウォード)と呼ばれ恐れられた。
ある日、平和な山王商店街にトラックが突っ込み、黒服の男達が乗り込んでくる。
時を同じくして「無名街」で火の手があがりーー
*評価(最高★5)
全体 ★★★☆☆
邦画の中ではかなりお金がかかってそうな、しっかりしたエンターテインメント作品になってます。
ギャング同士の抗争という人を選ぶ内容ですが、EXILEと侮るなかれ、演技もアクションもレベルが高いと思います。
チームごとの内情は、前章譚であるドラマシリーズ(シーズン2まで)で描かれるので、今作単体ではキャラクター把握が難しい部分があります。
爽快さ ★★★★☆
後半の大人数バトルは見応えがありました。
男の友情も熱いです。
バイオレンス ★★★☆☆
喧嘩しまくりなので、ボコボコに殴る蹴る血が出るは普通にあります。
ただし銃火器は出てこないので、バイオレンスさは控えめ…だと思います。
オススメ度 ★★★☆☆
邦画、しかも抗争ものはあまり興味がなかったのですが、思ったより楽しめました。
ドラマシリーズから観ると、小さなアベンジャーズを観たような気分です。
出演しているEXILEや俳優ファンなら見て損はないと思います。
※ここからネタバレ感想↓※
ネタバレ書き中……_φ(・_・
ーーーー
※ここからは内容を知っている前提です。
EXILE・HIRO企画の、ガチガチのヤンキー抗争映画です。
まずはメインとなるチームを軽く紹介。
山王連合会
ハイローのメインとなるチーム。
総長は「コブラ」(岩田剛典)。
山王商店街を中心に「街を守る」という志の元に集まっている。
メンバー皆仲が良く、1番見ていてほのぼのするチーム。
鬼邪高校
全国の番長クラスが集まる最凶高校。
番長は「村山 良樹」(山田裕貴)。
学校内は荒れに荒れている。
他チームからは若造扱いされるが、大体留年生なので成人が多い。
WhiteRascals
スウォード地区の夜を牛耳るチーム。
トップは「Rocky」(黒木啓司)。
見た目は趣味が悪いが、女性を守ることを信念に店を経営している優しいところもある。
RUDEBOYS
身寄りのない者や行き場を失った者が集う「無名街」の守護神。
リーダーは「スモーキー」(窪田正孝)。
パルクールのようなアクロバティックな戦い方を得意とするチーム。
達磨一家
スウォード地区の祭りを取り仕切るチーム。
頭は「日向 紀久」(林遺都)。
祭りとは喧嘩も含めであり、何度負けても起き上がるまさに達磨のようなチーム。
雨宮兄弟
旧スウォード地区で絶大な精力を誇っていた「ムゲン」をたった2人で潰しかけた最強の兄弟。
兄・雅貴(TAKAHIRO)と弟・広斗(登坂広臣)。
軟派な兄と硬派な弟の凸凹コンビながら、息はピッタリ。
ムゲン
かつてスウォード地区を仕切っていた伝説のチーム。
山王のコブラ、ヤマトの2人も所属していた。
琥珀の親友・龍也の死により解散した。
その後AKIRAは姿を消していたが…
各チームの主題歌もあります。
基本はこの7チームを押さえておけば大丈夫です。
その他に「MIGHTY WARRIORS(マイティーウォーリアーズ)」「ダウト」「家村会」などが出てきます。
正直覚えられません。
私も、この映画の前章譚となるドラマシリーズから観たから分かったようなものです。
そう、このHiGH & LOWシリーズはドラマから観た方が楽しめます。
ドラマシリーズでは、一つ一つのチームにスポットを当て、バラバラなチームがお互いを認め合うまでが描かれます。
それを知ってから今作を観ると、後半に5チームが1つに集まり共闘するシーンは熱いものが込み上げてきました。
いがみ合っていたチームが団結して戦うのは、さながら和製アベンジャーズ!
戦いの規模は全然違いますが…(笑)
すっかり仲良くなったリーダー達が可愛く見えてきます。
ただしコミュニケーションの取り方は、あくまでヤンキー的です。
男の世界ってやつですね。
日本が舞台ですが、架空の都市なので治外法権的にやりたい放題です。
何かあるたびに街が破壊されるような地区があったら大問題になってますね。
しかもあれだけボコボコに殴られたら、普通の人間はもっとダメージを受けるでしょう。
アクションも多少リアリティを飛び越えた表現があったりしますが、上手く落とし込んでいると思います。
特にブレイクダンスを組み込むのは、フィクション感が強かったですね(笑)
パルクールは普通にかっこいいと思います。
EXILEのメンバーも、歌手なのに演技も殺陣も上手くて器用だなと思いました。
特にムゲンのトップである「琥珀」を演じているEXILE・AKIRAの狂気は、義眼の迫力も相まって怖いくらいでした。
ちなみにゴールデンボンバーの4人もWhiteRascalsのメンバーとして出てきます。
残念なのは、ドラマシリーズで予習が必須くらいに人物が多くて、映画単体では恐らく把握しきれないことです。
ドラマシリーズもいきなりたくさんのチームが紹介されるので、最初は頭の中が??状態でした。
その後1チームづつ掘り下げてくれるので徐々に覚えていきましたが、なかなか顔と名前が一致しなかったです(笑)
ですが、それを乗り越えればかなり楽しめる作品です。
邦画が苦手な私でも楽しく観れました。
ぜひドラマシリーズから観てみてください。
ここまで読んでくださりありがとうございました(*´ω`*)ゞ
もし少しでも楽しんで頂けたら、読者登録やコメントしてもらえると嬉しいです♪
※内容は予告なく変更されたりします。
↓参加してみました(* 'ω')ノ