『バイオハザード ヴェンデッタ』評価感想*レオンかっこよすぎる…!!
※後半にネタバレあり(注釈後)※
映画感想語り、今回は『バイオハザード ヴェンデッタ』(2017年)です。
監督は辻本貴則。
カプコンの人気ゲーム『バイオハザード』シリーズのフルCGアニメーション映画3作目です。
タイトルの『ヴェンデッタ』とは、復讐という意味。
時間軸的にはゲームのバイオ6と7の間です。
*あらすじ*
対バイオテロ組織B.S.A.A.北米支部隊長のクリス・レッドフィールドは、長くバイオテロと戦ってきた歴戦の戦士。
今回は生物兵器を扱う武器商人グレン・アリアスを調査中に捕らえられたエージェントを救出するため出動していた。
クリスはメキシコ軍特殊部隊と共に拠点の洋館へ突入する。
しかしエージェントは息子共々殺害され、ゾンビ化させられていた。
突入部隊は洋館の各所に仕掛けられていたトラップやゾンビの前に、クリスを残して全滅。
クリスも、アリアスや彼が作った敵味方を区別できるというゾンビたちの襲撃に遭い危機に陥ってしてしまうが、増援が駆けつけ事無きを得る。
4か月後、クリスの元部下でシカゴ大学の教授やB.S.A.A.のアドバイザーを務めるレベッカ・チェンバースは、全米各地でゾンビ化病を引き起こしていた未知のウイルスを発見していた。
早速ワクチンの作成に取りかかるが、その直後に大学で発生したバイオテロに遭い自身もゾンビ化しかける。
試作ワクチンで治療しゾンビから逃げる彼女は、駆けつけたクリス達に救助されるが、ウイルスの解析データや試作ワクチンは焼き払われてしまった。
救助したレベッカからゾンビ化病の特性が欧州で発見された寄生虫プラーガのそれと酷似していることを知り、クリスたちはかつてプラーガを用いるカルト教団と戦ったDSOエージェント、レオン・S・ケネディの元へ向かうーー
*評価(最高★5)
全体 ★★★★☆
CGのレベルが高く、非常に綺麗です。
ゲームの視点もちょこちょこ入っており、プレイした人なら既視感を覚えてニヤリとしてしまうかも。
クリスとレオンという二大主人公の共闘に加えて、歴代ファンには嬉しいバイオ0では新米隊員だったレベッカも活躍します。
ストーリーは良くも悪くもバイオらしいです。
少し大味ですが、アクションは文句なくカッコいいです。
ただシリーズを知らないと、専門用語や人間関係は分かりづらいかもしれません。
怖さ ★★☆☆☆
ゾンビものではありますが、怖いのは最初の洋館での戦いだけです。
後は明るいですし、クリスとレオンが相手では雑魚ゾンビは成すすべないので怖さは全然ないです(笑)
グロさ ★★★☆☆
直接的な描写は極力隠されていますが、グチャっとなるシーンはありますし、血も多いです。
クリーチャーも気持ち悪いですが、ゾンビ映画としては全然グロくない方かと。
普段それ系が苦手な人でも、CGなので大丈夫かもしれません。
オススメ度 ★★★★★
個人的にはレオンがかっこよかったので、それだけで充分です。
私がバイオ映画に求めているのはそれです(笑)
ただ前2作に比べてバトルシーンはあっさりめで、キャラの描写に重きを置いている感じがあります。
その割にはボスのアリアスも、動機は分かるけど「なぜ?」と思う部分が多々ありました。
※ここからネタバレ感想↓※
ネタバレ書き中……_φ(・_・
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※ここからは内容を知っている前提です。
最近はだいぶ離れ気味ですが、これでも結構なゲーマー女子です٩( 'ω' )و
スクエニ大好き『キングダムハーツ』は殿堂入りという、ビジュアル重視のミーハー系です(笑)
昔は結構ガチめなゲームもやってたりしたんですが、今はすっかりライトゲーマーに。
ゲームの話も大歓迎なので、いつかブログで書いてみたりしたいですね!
そんな関係ない話はこれくらいにして…
まずはそんな私のバイオハザード知識を。
ゲームシリーズは未プレイながら(TPSやFPSは苦手)ストーリーは大体全部知っています。
CG映画過去2作品↓
『ディジェネレーション』
『ダムネーション』
この2作は過去に鑑賞したことがありますが、詳細には覚えてないのでレビューはしません。
一言で感想を言うと『ディジェネレーション』は「若レオンがかっこいい」
『ダムネーション』は「リッカーが可愛く見えてくる」です(* 'ω')ノ
どちらもゲーム版バイオの基礎知識がないと分かりづらいのは一緒ですが、クリーチャー系CG作品として観ても出来がいいので、興味があれば観てみてください。
ミラが主演のハリウッド版バイオは、ほとんど観たことがありません。
さて今作の感想に入りますが…
CGは非常にリアルで綺麗です。
こういうのはやっぱり同時期に出た同ジャンルの作品と比べてしまうんですが、同じCGアニメーション映画『キングスグレイブFF15』よりはやや劣る感じです。
だいぶ前に出ている『FF7アドベントチルドレン(AC)』と同じくらいでしょうか。
レベッカが最初に話していた教授仲間はそれ以下でしたが…明らかにバランスと動きがおかしかった(=ω=;)
私がFF贔屓という欲目を排除しても、スクエニはビジュアル命なのでそこで勝負しても仕方ないですね(笑)
FFのCGアニメーション映画2作も、そのうちレビューします。
ん?FFはもう一本あるって?…知らないな( ˘ω˘ )
今回も、もちろんレオンのキューティクルサラサラヘアーは健在でした!(まずそこ)
今回はバイオ6のクリスと代わってレオンが最初にやさぐれていますが、記憶はちゃんとあります。
仲間が次々死んでいく嫌な事件ばかり続いて疲れてしまったようです。
そりゃあんなゾンビ達と毎回壮絶なバトルしなきゃいけないんですから、正気を保ってるだけですごいですよね。
特に前の任務で潜入情報が漏れ、罠に嵌められ仲間が全滅したのがだいぶレオンに影を落としてしまったようです。
クリスも同じ理由で記憶喪失にまでなってますし気持ちは分かると思うのですが、6での自分を思い出すのかキツく接します。
そんなクリスとレオンを「世界の危機なのに自分のことしか考えてない」と諌めるレベッカ。
共闘はしますが基本別行動ですし、2人は微妙に合わないようですねε-(´∀`; )
今回はそんな人間関係の描写が多めですが、バトルはめちゃくちゃかっこいいです!!
特にレオンが!!!!
1人だけ防具なし(たぶん身軽なのがレオンの好みだから)という縛りプレイでバイクを乗り回し、マグナム一本で立ち回る。
彼は最早クリスより強いんじゃないかと…防具なしでクリスよりピンピンしてるし。
というか、今のバイオで1番人外の動きができる(人体改造されてない)まともな人間だと思います。
動きがFFレベルになってきてます( ゚д゚)
高速道路でゾンビ犬とバイクチェイスしながらアクロバティックに戦うシーンは、思わずACのクラウドか!と思いました。
声はセフィロスなのにな(分かる人だけ分かってください笑)
ゾンビ集団もラスボスも基本レオン任せで、見せ場はたっぷりでした。
ラスボスバトルでは見事な大立ち回りを見せてくれました。
最後はまさかバイクでオスプレイに飛び移るのかと思ったら、さすがにそこまではしなかったですね(笑)
クリスは今回最初から最後までずっと出番がありましたが、活躍としては控えめでした。
非常に仲間想いなクリスですから、元同僚のレベッカの救助が最優先。
それを分かっていたレオンは敵を引き受けてクリスをフォローします。
クリスと言えば「ゴリス」の愛称で呼ばれるくらいの、銃より素手が強いと言われているムキムキマンですが…
今回アリアスの接近格闘戦が強すぎて、ゴリスは押され気味でした。
それでも再び相対した時には互角の組み合いを見せてくれます。
ただゾンビ相手にあまり素手を使ってくれなかったので、ちょっと消化不良ですね。
素手で次々とゾンビをねじ伏せるゴリスが見たかった…!
7ではだいぶ細くなってましたし、クリスも寄る年波には勝てないのか(´-ω-`)
この作品ではまだアンブレラではなくB.S.A.A.所属です。
バイオ7でなぜ敵対組織の名を名乗る部隊にいるのかは、詳しく明かされていないのでまたべつの話。
レベッカは非常に可愛いです(*´w`*)
彼女は立派な大学教授になっています。
彼女いわく「クリス達はバイオテロという病気のような存在に対して外科手術的に戦う、だから私は内科医として戦う」という理由で、ウイルス研究者を目指したそうです。
元々衛生兵でしたし、彼女向きな仕事ですね。
特殊部隊ではなくなったので戦いはしませんが、その精神的な強さはしっかり残ってます。
アリアスに攫われても、仲間を信じて凛とした態度で彼に接します。
またゲームでもサポート役として出てきてくれたらいいですね(人゚∀゚*)
そして今回の敵アリアス。
なかなかにヤバイ奴です(頭が)
妻に似ているレベッカを攫って、ウェディングドレスを着せる変態です。
しかもかき集めた参列者の遺体を箱に詰めて、参列者席に置いているというイカれ具合。
ゲンドウポーズが似合うタイプのどっしり構える親玉…と思いきや、かなり強いです。
格闘戦の得意なクリスと互角以上の戦いができるなんて、ウェスカーみたいに人体改造してなくて可能なんですか!?
彼は幸せな結婚式の最中に政府からの爆撃に合い、親族や友人、そして最愛の妻を失った悲しみで復讐の鬼になりました。
恐らくこうなる前から武器商人をしていて、政府に目をつけられていたのでしょう。
今回はそのコネを活かして、自分の幸せを奪った世界にバイオテロでの復讐を企みます。
それ以外の描写がないので、何故あんなに強いのか謎です。
アリアスと共になんとか生き残り、人体改造してある彼の友人とその娘は逆にそんなに強くないです。
素早いゾンビ達の方が厄介。
それもクリスとレオンにかかれば、赤子の手を捻るようなものですが。
異様に巨大化している彼の友人は、最後にアリアスを取り込んでクリーチャー化します。
ゲームで言うところのラスボスですね。
こいつがまた気持ち悪い!
アリアスの理性があるので的確に攻撃してきます。
クリスが握り潰されそうになっているところにレオンの助けが入り、そこからレオンが引き受けクリスはゾンビ化しかけているレベッカの為に解毒ワクチンを探しにいきます。
吹き飛ばされて壁に叩きつけられたクリスは苦しそうでしたが、同じく叩きつけられたレオンはすぐに立ち直します。
クリスーー!!あんなガチガチの防具と筋肉を着ているというのに!!
防具なしマグナム縛りのレオンの方が強いとか、まさかレオンさん「強くてニューゲーム」とかしてるんですか!?Σ(゚Д゚)
という冗談は置いといて。
オスプレイから仲間の隊員がレーザーガンを撃つんですが、威力が…強すぎません?
遠くの高層ビルをいくつも破壊するとか、アリアスよりむしろB.S.A.A.の方が甚大な被害出してるよ!!(;´Д`)
ボスの心臓部は外してしまい、怒ったボスはオスプレイに飛び乗ります。
墜落のピンチに、バイクに跨ったレオンは全速力でボス目掛けて走らせ大ジャンプ!!
…と思いきや、バイクだけをボス目掛けて飛ばし、それを撃って爆破させダメージを与えます。
いやそれ、一歩間違ったらオスプレイごと墜落しますけど!?
バイオはそんなのが多いので今更ですね(;-ω-)ゞ
ボスは伸ばした爪を引っ掛けギリギリでしがみついてきます。
そこに戻ったクリスが、お馴染み最強武器グレネードランチャーで心臓部を貫き、ボスは爆破霧散しました。
レベッカもギリギリでワクチンが間に合い、ゾンビ化した街の人々にもワクチンを散布して一件落着です。
「俺達はいつまでこんな戦いを続けるんだろうな」と呟くレオンに、クリスは前にレオン自身が言った言葉「そんな未来のことは分からない」と笑って返します。
そんな2人を見て微笑むレベッカでした。
最後に、生き残ったアリアス友人の娘が復讐を誓うような表情をして終わります。
ゲームか映画かは分かりませんが、続編がありそうな感じですね。
それにしても、最近のバイオは明るいところで戦うことが多いですよね。
見やすくていいのですが、主人公達が強くなりすぎたこともあって、怖さはだいぶ薄れてしまいました。
だからこそバイオ7で原点回帰したんだと思われます。
まぁ7の主人公も「最強の一般人」とか言われてましたが…暗さはバッチリでしたよ(笑)
今回は最初の古い洋館のシーンだけ、昔のバイオのような怖さがありました。
あとはひたすら、レベッカの可愛さとレオンのかっこよさとアクションを楽しむパートです(`・∀・´)b
クリスは今回レオンに見せ場を譲った感じですね。
やっぱりCGアニメーションは、リアルではできないカメラワークやアクションが見られるので好きです♪
ここまで読んでくださりありがとうございました(*´ω`*)ゞ
もし少しでも楽しんで頂けたら、読者登録やコメントしてもらえると嬉しいです♪
※内容は予告なく変更されたりします。
↓参加してみました(* 'ω')ノ